2009年07月10日

ざっくりなのに十分なファイナンス入門

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)
光文社
発売日:2007-04-17
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 電車の中で読めるファイナンスの優れた入門書
おすすめ度3 良書!ではあるが。
おすすめ度4 いい意味で大雑把
おすすめ度5 必要十分、入門として最適だと思います
おすすめ度5 ほんとにわかりやすいテキスト☆


今回紹介する本は『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)』です。

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ざっくり分かるファイナンス



著者の石野雄一さんは上智理工→旧三菱銀行→MBA→日産→コンサルタントという経歴の方です。

私は法学部出身なので経済や会計についてはまだまだ初心者です。
そのため『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のような、専門用語のあまり出てこない本から読んでいるのですが、本書は、専門用語を初心者にもわかるように上手く説明してくれています。

著者自身が銀行員時代にファイナンスの理解に苦しんでいたので、読者の苦労も理解した上でつまづきやすい部分を噛み砕いて説明できるのだそうです。(どうりで・・・)

また、新書にはあまりないかもしれないところで便利なので、用語索引があるのはとても助かります。
そもそも知らない言葉が多いので、復習する際は用語索引を眺めてから理解できていないところを見るほうが効率いいですしね。
一般の新書では、逐一付箋をしていないと復習の際に、そもそも見るべきところを思い出せずに永遠に見ることがなくなりそうですしね笑

amazonの評価も高いですが、私が読んでも理解できるくらいなので、専門分野の入門書としてとてもオススメできるものとなっています。



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目次

第1章 会計とファイナンスはどう違う?
第2章 ファイナンス、基本のキ
第3章 明日の1万円より今日の1万円―お金の時間価値
第4章 会社の値段
第5章 投資の判断基準
第6章 お金の借り方・返し方


この本をまとめると、講義ノートみたいになってしまいそうなので、あまり細かいことは書かないようにします。

☆ファイナンスとは「投資の決定と資金の調達、そして配当政策の意思決定に関わるもの」

☆リスク=危機
  「危険」と「機会」との不確実性でネガティブ面だけではない

☆「株主にとって学者のリスクの捉え方は全くもって的外れでばかばかしい」Byバフェット
 ⇒ファイナンスは万能ではなく限界を理解していないといけない

☆お金には時間価値がある
 これは『人は勘定より感情で決める』でも紹介しましたが、今もらう100万と1年後にもらう100万円では利回り分などの影響で全く同じではない。

☆格付けの誤解
 格付けは債権者目線で債務償還能力があるかどうかで決まる
  ⇒AAAは株主にとってのAAAではない
 負債もネガティブな面でなくプラスの面もある

 「AAAは安定的産業のもの。AAAを取るには250億ドルの手持ち資金が必要。その手持ち資金を持つコストとAAAをもらうメリットは見合わない。」
 「そんなにあるなら株主に還元すべきという要求が出る」
 ⇒IBMのジェフリー・サークス

 これは株式投資をしていると実感しますよね・・・
 


専門用語や計算式も多く出てくるのですが、あくまでビジネスで実践できる範囲のもので、計算も四則計算どまりと配慮されています。

個人的には第5章の投資の判断基準という項目がタメになりました。ビジネスでの投資基準だけでなく、個人投資にも参考になるものでした。
大企業の管理職向けのセミナーでもちゃんと理解して算出してる人はほとんどいなかったと著者が語る部分もあるので、本書で理解すれば周りに差をつけられるかも!?


本書は実践というものではないですが、
ファイナンスの感覚を意識することは、
自分のお金の使い方に一定に基準を与えてくれるものなので
とても重要なものだと思いました。



今回はこの辺で。
posted by ゆうき at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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